湿気・シロアリ

空き家のシロアリが心配な方へ。湿気と点検の確認ポイント

戸締まりに加えて、留守中の変化にも目を向ける。家族でできる確認と専門調査の違いを解説します。

更新日:2026年11月1日

木製の建具と床の接合部を確認する場面のイメージ。シロアリ被害の実例ではありません。
記事の内容を伝えるための生成イメージ

この記事でわかること

  • 雨漏りや木部の変化を、定期的に確認する
  • 換気だけでシロアリを防げるとは考えない
  • 気になる変化は記録し、専門業者へ相談する

「実家を大切に残したいから、帰る前には窓も雨戸もしっかり閉めている」。離れて暮らすご家族にとって、戸締まりは大切な備えです。そこにもう一つ加えたいのが、留守の間の湿気と、家の小さな変化を確かめること。シロアリの心配も、家の状態を知るところから始めましょう。

戸締まりだけでは、気づけない変化があります

しばらく人が入らない家では、雨漏りや水漏れ、木部の傷みなどを見つける機会が少なくなります。「前に帰ったときは大丈夫だった」という家でも、次に帰るまでの状態を確かめる方法を決めておくと安心です。

大切なのは、鍵を開けたままにしておくことではありません。留守中の防犯を保ちながら、訪問時に家の様子を確認することです。

シロアリ対策では、湿気と点検に目を向ける

湿った環境を好むシロアリへの対策には、床下などの通気や、雨漏り・水漏れを放置しないことが役立ちます。一方で、乾燥した木材の中で暮らす種類もあります。「風を通せばシロアリは来ない」とは言い切れません。

窓を開けて空気を入れ替えるだけで終わらせず、湿気が続いている場所や、雨漏り・水漏れの原因まで確かめることが大切です。

出典:東京都保健医療局「シロアリ」

コンクリートの家でも、確認しておきたいこと

コンクリートがあるから、シロアリが一切入れないわけではありません。基礎や配管まわりの隙間などが侵入経路になる場合があります。建物の構造だけで判断せず、床や建具などに使われている木材や、家の状態にも目を向けましょう。

参考:国土交通省掲載資料「地盤に接する鉄筋コンクリート周りのシロアリ対策に係る留意事項」(PDF)

コンクリートの基礎に沿って、土の表面から上へ伸びる茶色い蟻道の生成イメージ。
蟻道(ぎどう)は、土などでつくられたシロアリの通り道です。
基礎などの表面に、土でできた筋状の通路が見られることがあります。気になるものを見つけたら、場所と日付を写真に残して専門業者へ相談しましょう。形を説明するための生成イメージです。実際の被害写真ではありません。画像との比較だけでは判定できません。参考:ミシシッピ州立大学 Extension「Signs of Termite Infestation」(英語)

帰省したときに、無理なく見ておく場所

  • 室内と水まわり:天井や壁に新しい染みはないか、水漏れや湿りが続いていないか。
  • 床や木部:以前より床が沈む感じがないか、木材に傷みが見られないか。
  • 基礎・窓まわり:土でできた筋状の通路(蟻道)や羽アリ、砂粒のような小さな粒がないか。
  • 家の外:不要な木材などを建物のそばに置き続けていないか、通気をふさぐ物がないか。

これらは、専門業者に相談するきっかけを見つけるための確認です。見た目だけでシロアリの有無を断定せず、気になる場所と日付を写真に残しましょう。床下など無理な場所には入らず、調査・駆除は専門業者に相談してください。

参考:東京都保健医療局「シロアリ」、日本ペストコントロール協会「シロアリ駆除」

帰れない間は、誰が確かめるかを決めておく

家族や管理を頼む相手と、確認する場所、訪問の頻度、写真の送り方、異変があったときの連絡先を決めておきましょう。室内の換気を頼む場合も、天候や建物の状態に合わせ、作業後の戸締まりまで確認することが大切です。

想続 宮古島では、宮古島にある空き家の管理についてご相談を受け付けています。室内への立ち入りや換気を含む作業の範囲・頻度・費用は、物件ごとに確認してご案内します。通常の見回りと、シロアリの専門調査・駆除は別のものとして、必要な対応を考えましょう。

参考情報確認日:2026年10月24日。地域や建物、シロアリの種類によって必要な対応は異なります。

見回りと専門調査を分けて考える

家族・管理担当
訪問時の変化を確認し、気になる場所と日付を記録する。
専門業者
シロアリの有無や被害の調査、必要な対策を相談する。

通常の見回りは、専門的な調査や駆除の代わりにはなりません。

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